TOTOのものづくりの精神に表れる、かつてない「まいにち」への挑戦【でんホーム・名城】

TOTOグループは2017年5月15日に創立100周年を迎えた。

 

TOTOのトイレに始まるお風呂や流し台等の水回り製品は、もはや私たちの日常生活で当たり前の存在であり、衛生的な生活を送るうえで必要不可欠のものである。創業者である大倉和親が、明治36年に欧州視察で真っ白で清潔な衛生陶器を目にした時に生まれた「健康で文化的な生活を提供したい」という想いは、いまもなおTOTOの技術革新を生み出しているのである。

衛生陶器 温水便座
1位 TOTO(60.7%) TOTO(54%)
2位 INAX(30.4%) INAX(24%)
3位 ジャニス(4.9%) Panasonic(10%)

衛生陶器のシェアは日本経済新聞出版社調べ(2009年)

温水洗浄便座のシェアはリフォーム産業新聞調べ(2013年)

上記のようにトイレメーカーとしてのTOTO製品は日本の消費者から厚い信頼を得ているようである。私はTOTO以外の製品を目にすると、あっTOTOではないのだな、とどこか物足りなさに似た感情がよぎる。

TOTOの衛生陶器は、無駄を省きなおかつ存在感を表す、真っ白できれいな外観である。中には力士用のサイズや幼児用サイズも備えており、使用する対象に心地よく使用されるよう研究されている。

愛業至誠とはTOTO五代目社長である江副孫右衛門の残したTOTOの社是となるテーマであるが、「良品と均質」、「奉仕と信用」、「協力と発展」を三本柱としている。企業規模が大きくなればなるほど、社員それぞれが企業の想いを理解し、責任を持って任務を遂行するのは、近年の時代背景にも伴い、いささか困難になってくるのではないだろうか。

しかも社歴が長いほど複雑な思いが交錯しているように思える。しかしながら、零細であればそれが容易であるというわけでもない。やはり会社のリーダーがその想いを伝える努力を重ね、続いてそれを理解しうる立場がその姿に倣うのであろう。伝える努力を怠れば、それから先は何も生み出すことができないのである。

仕事の上で気がついた些細なことが、将来の何かを大きく変えるきっかけになるのかもしれない。会社の為ともいえるが、それは自分の為でもあり仕事仲間と楽しく働く環境づくりにも大きく影響する。自分の意見を述べやすい環境であればあるほど、自他を思いやる行動をとりやすくなってくるのであろう。

2017年、TOTOは日本、中国、アジア・オセアニア、米州、欧州など、19の国と地域で事業を展開し、2014年には新興国市場での事業拡大を目指し、インドのジャグラート州で衛生陶器工場が稼働している。生産拠点間の切磋琢磨により高いレベルでの商品の均質が実現されているという。

これはTOTOの海外事業には一貫して「Made by TOTO」の思想が流れているということになる。プライドを持って仕事をするという意識の高さは、創業者のゆるぎない想いを全社員に受け継ぐという成功へと導いた。これからも世界を相手に、かつてない「まいにち」への挑戦が続いている。

でんホーム株式会社 名城

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